ブラジルとペルーでのオオカワウソ観察

                                                      佐々木 浩

2014年8月に第12回国際カワウソ会議がブラジル・リオデジャネイロで開催され、エクスカーションが会議後にあり、飛行機でパルマスに移動し、そこから車でカンタオ州立公園に入った。宿舎は研究用のものであった。ここは、アマゾンの保護された地域の端に位置している。アマゾンや東南アジアなどの熱帯湿地林は雨季と乾季では水位が10m以上異なるところがあり、ここでも雨季はボートでしか森に入れない。雨季は昆虫も多く森に入るのは大変のようであるが、カワウソにとっては天国かもしれない。今回は乾季であるため森に歩いて入ることができたが、オオカワウソはメインの川以外にも森の中の水域に入って動いていた。歩いて探したが、面で動いているため、なかなか見つからず、ほんの一瞬多分見たという程度であった。この時、ペルーでは川沿いに移動すれば見ることができると教えてもらった。

 11年後に再度トライすることになった。2025年2月ペルー・リマで開催された第16回国際カワウソ会議の後のエクスカーションに参加し、クスコ、さらにプエルト・マルドナードへと飛行機で移動した。ペルーのオオカワウソ研究はマヌー国立公園での歴史が長く有名であり、オオカワウソ観察のエコツアーもあるのだがそこには行かず、プエルト・マルドナードから車と船でトンボタータ国立保護区に移動した。宿泊は、川沿いに立つエクスプローラーインという快適な宿舎であった。オオカワウソの観察には、そこから船でさらに移動し川から少し歩いたところにある三日月湖に行った。三日月湖は、昔の蛇行していた川が直行することにより切り離されて残っている池であり、池ごとに異なるオオカワウソの家族群が縄張りを持っていることも多い。ここでは、オオカワウソ観察用の筏に乗って観察するようになっていた。奥の1/3には筏が入っては行けないエリアもあるが、池にオオカワウソの群れがいるので、まず間違いなく観察することができるようであり、実際、しっかりと観察できた。20頭ほどのオオカワウソの群れがゆっくりと活動していた。影響を与えないようにあまり近づくことはできないが、観察には十分な距離であった。写真をしっかり撮るには、携帯ではなく望遠がついたカメラが必要かとは思った。メインの川を船で移動中にはカピバラが岸に出ているのも観察できた。また、宿舎で休んでいる時に、他のグループがジャガーを見つけたというので、私たちも慌てて船で出かけるとしっかりとジャガーが川辺の森で寛いでいた。血がついておりカピバラを食べて満足して休んでいるのではないかとガイドさんから解説があった。その後、クロカイマンも川辺で見ることもできた。ブラジルで言われた通り、ここは割と簡単にオオカワウソやカピバラが観察できる場所であった。

ブラジル・カンタオ州立公園でも船や徒歩でオオカワウソを探した。

ペルーでは、オオカワウソの群れを観察できた。iPhone 15proでもそこそこ写真は取れたが、望遠付きカメラが欲しいと思った。

オオカワウソ観察用の筏でエクスカーションのメンバーの記念写真

この三日月湖にオオカワウソが生息している

ジャガーが休んでいるところを船から見ることが出来た。

胸についている赤い汚れはカピバラのもの?

カピバラは河岸で露出した根などを食べに来ているようである

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