目的

カワウソを守る

日本にはかつて、固有種のカワウソが生息していましたが、我々人間の行いによりその姿を失うこととなってしまいました。また現在はペット飼育の需要により、他国のカワウソまでをも絶滅の危機に追いやる事態になっています。

二度と、カワウソを失わないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか?

まずは現状を把握するために、現地での定期的な調査・ヒアリングが必要になります。そして、状況に応じて環境改善や時には開発工事に配慮を要請することもあります。また違法取引・ペット問題では現地のパトロール、不適切な売買・飼育を行う施設の調査が必要とされます。 さらになにより、こういった問題を正しく、広くみなさんに知っていただくためにSNS等を利用したり、動物園等の外部機関と連携した情報発信が欠かせません。

日本には過去40年以上も前にカワウソが絶滅してしまったため、専門家が数名しかおりません。もちろん、これらの活動を我々の力だけで継続していくことは非常に難しい状況です。 二度と日本や、アジア、そして世界のカワウソを失うという「悲劇」を繰り返さないためにも、みなさんの協力が必要です。

どうか、我々に力を貸してください!共に、カワウソを守り、世界の野生動物と人間が共存できる明日をつくりましょう!

(理事 岡元 友実子)

カワウソのなかまは、世界にラッコなどを含む13種が生息していますが、そのほとんどが過去の毛皮を目的とした乱獲、生息地の破壊、水質汚染などにより絶滅の危機に瀕しています。