スコットランドのカワウソ


本記事は連続記事の一部です。関連する以下の記事も、ぜひあわせてご覧ください。
・IOSF主催「ユーラシアカワウソ保全ワークショップ」参加報告
・シェットランドのカワウソ

スコットランドのカワウソ


                                                                                                  佐々木 浩


シェットランドを訪れた後、2025年11月25日に一人でスコットランドに向かった。サンバラー空港からグラスゴー空港に移動し、イギリス最大の湖であるロモンド湖の湖畔にあるバルマハにバス、電車、バスと乗り継いで移動した。ここは観光地であるが、シーズンオフであり、観光客も少ない。余談だが、Google Mapは、ペルー、マレーシア、イギリスでもバス路線などのルート検索に本当に役に立つ。

 26日は、雨であり、少し休みたいので湖畔の散策路を少し歩くだけにした。湖畔にカワウソの足跡や糞はないかと探したが、人と犬の足跡が多数あり、見つけることは出来なかった。森はオーク(コナラの仲間)が多い。夕食には名物ハギス(内臓肉)入りのハンバーガーを食べたがクセがある。メニューにはハンバーガーがよく出てくる。レストランで食事すると一食4000円くらいかかる。テークアウトかバブで食べるのが節約方法なのだが。

 27日も雨がち。今日は、グレース・ユクソンさん紹介のドミニク・マックカファーティーさん(グラスゴー大学生態学・自然環境スコットランドセンター)に案内をしていただいた。ドミニクさんはロモンド湖でカワウソの研究をされている。まずはロモンド湖の湖畔にあるセンター周辺を歩きカワウソの痕跡を探したが見つからず、センターを案内していただいた。立派なセンターでグラスゴー大学の教育研究施設として使われている。その後、王立鳥類保護協会RSPBロモンド湖国立自然保護区を訪れ、湖岸や流れ込む川周辺の湿地でカワウソの痕跡を探し、湖岸で糞を見つけることが出来た。

 昼食は、ドライメンにあるスコットランド最古のパブ、クラチャンでカレン・スキンクというポテトや魚の入った美味しいスープを頂く。その後、内陸に移動し、先ほどの川の上流だと思われるガートネス近くの川を訪れるがカワウソの痕跡はなかった。最後は、駅に送っていただいてグラスゴーに戻った。グラスゴーの植物園にカワウソが出るという話を聞いたが、そちらに行く時間はなかった。

 スコットランドのカワウソは、密度はそれほど高くなく、河川や湖を利用しながら主に夜活動しながら生きているというある意味典型的なカワウソである。

 28日は、またも雨。今日は、どんなところか知りたかったハイランドをバスツアーで回った。バランタインの醸造所の横を通り、ハリーポッターや007スカイフォールのロケ地として使われたグレンコーにも行った。ここの地形は素晴らしいものであった。ビジターセンターなどにカワウソの写真が使われており、身近な存在なのだろう。ハイランド地方の地形は氷河によって削り取られて出来たものであり、標高が高いところは岩山となり、低いところはピート層の上に草地が広がっていた。昼食は、シーフードが名物という町で、ムール貝、牡蠣、スキンクを頂いた。牡蠣は、イギリス、フランスより日本のものが美味しい。

29日は牧草地の羊を見ながら東海岸沿いに鉄道でロンドンに移動し、30日にマレーシアに向けて出発して長いイギリス旅行は終了した。2004年に1週間滞在してロンドン自然史博物館でカワウソの標本の調査をしたことがあるが、それ以来のイギリス訪問であり充実した時間となった。

ロモンド湖


グラスゴー大学生態学・自然環境スコットランドセンターのドミニクさんと

ロモンド湖湖岸で見つけたカワウソの糞

糞の周りの環境

ロモンド湖に流れ込む河川

ロモンド湖スコッチとビール


グレンコー

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