BIAZA コツメカワウソ飼育ガイドラインの翻訳を公開しました

近年、各国の動物園で、より適切な飼育環境を提供することが工夫されています。昔は、コンクリートの上を歩いていたゾウが、土を踏みしめて歩いている園にお気づきの方も多いのではないでしょうか。

東南アジア・南アジアに分布するコツメカワウソは、国内の動物園・水族館で最もポピュラーなカワウソです。日本動物園水族館協会は、「健全な飼育、福祉に資する」ため、コツメカワウソやユーラシアカワウソをはじめとする多数の動物の適性施設ガイドラインを公表しています。

国内にどどまらずコツメカワウソは、世界各国の動物園・水族館でも飼育展示されています。日本の動物園・水族館で活用してもらうために、European Association of Zoos & Aquariums(EAZA)などでコツメカワウソの担当をしているJason Palmer 氏からもっとも優れていると推薦を受けたBritish & Irish Association of Zoos & Aquariums (BIAZA)のコツメカワウソ飼育ガイドラインを翻訳することにしました。これには、飼育面積、単独飼育せずに群れで飼育する必要性、飼育環境、餌の種類や給餌方法など、多岐にわたって詳細に記述されています。当協会で検討し、日本語翻訳版を作成することで、日本の動物園・水族館におけるコツメカワウソの飼育環境の適正化に貢献できると考え、BIAZAの許可を得て翻訳しました。

British & Irish Association of Zoos & Aquariums (BIAZA)のコツメカワウソ飼育ガイドライン

このガイドラインの翻訳版について、文責は日本アジアカワウソ保全協会にあります。
翻訳についてのお問い合わせは、日本アジアカワウソ保全協会にお願いいたします。(BIAZA cannot accept responsibility for any inaccuracies made during translation from the original document.)

日本アジアカワウソ保全協会理事 大西信弘(京都先端科学大学 教授)

【お問合せ】日本アジアカワウソ保全協会

メール asian.ottercs1979@gmail.com

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