緊急シンポジウム「日本人とコツメカワウソのつきあい方を考える ~課せられる規制制度とその対応~」を開催します

2019 年 8 月 ワシントン条約締約国会議において、コツメカワウソとビロードカワウソが附属書 II から附属書 I に移行することが決まりました。日本国内で、両種は、種の保存法の国際希少野生動植物種に指定される予定 (11 月 26 日) で、販売等により譲渡を行うには、事前の登録が必要になります。以降、両種は、種の保存法と動愛法の両方の管轄となりますが、現在、改正動愛法の施行へ向けた政省令等整備の手続きが進められています。

登録制はどのようなものなのか、個人所有やカワウソカフェのカワウソはどうなるのか、密輸はこれで防ぐことができるのか、種の保存法と動愛法の連携は可能なのかなど、わからないことが沢山あります。論点を整理するために、多方面からお話を伺い、密輸のない、動物の福祉に反しない、コツメカワウソとのつき合い方を模索したいと思います。

目次

日程・場所

日程2019 年 11 月 3 日 (日) 午後 1 時 から 3 時 30 分 (12 時 30 分 開場)
会場東京大学本郷キャンパス 理学部 2 号館 4F 講堂
(最寄り駅: 大江戸線「本郷三丁目」4 番出口)
参加費無料

プログラム

  1. 報告 (各 15 分程度)
    • カワウソにかかる新たな種の保存法の規制内容について
      環境省野生生物課課長補佐 佐藤大樹
    • 日本におけるカワウソ取引の現状と管理体制
      TRAFFIC JAPAN 北出智美
    • 改正動物愛護法施行へ向けた動きと展示動物
      PEACE 代表 東さちこ
    • 日動水におけるコツメカワウソの管理手法とその現状
      よこはま動物園ズーラシア 伊藤咲良
  2. 報告者全員によるパネルディスカッション 進行: 佐々木浩 (筑紫女学園大学)

開催者情報

主催日本アジアカワウソ保全協会
問い合わせ先協会代表 佐々木 浩(hsasakii@chikushi-u.ac.jp
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この記事を書いた人

カワウソ研究の専門家を中心とした保全団体です。
アジアに生息するカワウソの保全活動を行っています。

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